厚木の行政書士 安齋です。
当事務所は4月から一時・月次支援金の事前確認機関をしているのですが、『支援金、振り込まれました』
というご連絡をいただいたときは、やはりこちらもうれしいです。
そして事前確認依頼時のお問い合わせで多いのは『無料って聞いたのですが』というご質問。
はい、政府からの事務手数料を受け取れば申請者様には0円でご提供できるサービスですが、これにはからくりがあり、30件以上の事前確認をしなければ政府からは1円も支払われないこと、いつ支払われるのか分からず、また、事業開始当初は30件以上の事前確認の依頼が来るのか全く想像がつかなかったことから当事務所は手数料をいただいています。
実際、事務手数料の支払いについて連絡が来たのは先週の7月20日、支払は9月中旬以降に順次…という流れです。
3月から事前確認業務を行っている登録機関は約6か月以上も無報酬で仕事をされていたということになります。
事業を営んでいる方であれば先の見えない売掛(無報酬)で仕事をすることの大変さはご理解いただけるのではないでしょうか。
私は申請者様の書類の正当性を見させていただくために対面で行っておりますので、1時間は余裕を持たせています。
実際、当事務所にお越しくださる申請者様は『他機関は顧問先以外はダメと言われた』『手数料は3万円と言われた』
とおっしゃる方が多いです。
実際、無料で事前確認を行っていた機関もあるようですが、『辛くなり、登録機関を取り消した(やめた)』と
いう話を聞きました。(それだけ負担も多い業務だと思っていただければ幸いです。)
『事前確認番号を発行するくらい簡単だろう』と思われる申請者様もいらっしゃると思います。
登録機関に申請者の審査権限も責任もないとはいえ、私は職業柄、安易に事前確認番号は発行しません。
私は持続化給付金とは異なり事前確認機関を設けられた意味を理解し、必要事項はきちんと確認させていただきます。
申請者様へ『その内容では事前確認は出せない』『審査時に指摘される可能性もあるが事故責任の下、それでもかまわないか』等の説明もしています。
そしてそれでも当事務所を選択して来てくださる方には、なるべくお役に立てるようサポートするよう心掛けてもいます。
以上これら事前確認登録機関が置かれた状況、及びそれに基づく当事務所の考えもご理解いただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。