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建設業キャリアアップシステム

厚木の行政書士 安齋です。

 

建設業者様は既にご存じかもしれませんが『キャリアアップシステム(CCUS)』という制度が2019年から開始されています。

 

5年後を目標に全技能者の登録を目標としているようです。

 

目的現場技能者の能力・経験に応じた処遇改善をし、今後の建設業の担い手確保のため。

 

そしてこれは外国人を雇用している業者様は必須です。

また、CCUS登録のためには建設業許可がなくてはならないため、許可をお持ちでない方はまず、許可取得から目指さなければなりません。

 

現状、新規の建設業許可には75日(コロナ前は45日)かかっているのでCCUSの登録もすぐには難しいと思います。

 

カードには資格や講習歴、社会保険の加入状況なども登録され、日々現場のカードリーダーで現場履歴も記録されるので、技能者自身の技能レベルもしっかり確認できる、というメリットがあります。

 

以前、お客様から営業電話で

『「マイナンバーカードと一体化される」と言われた』と伺いましたが、当方が確認したところ、「実現したい」という将来的な目標はあるようですが、マイナンバーカードのセキュリティー上の問題と、その様な」個人情報盛りだくさんのカードを現場に持ち歩く人がいるのか、という現実的な疑問もあり、すぐには実現しそうにない、と言われました。

 

またこれは登録だけでなく、日々そして年間で維持費もかかります。下記参照

 

<登録時及び年間維持費>

<登録料>              

最近は建設業許可を取得する必要がないように思われる業者様でも元請けの会社から「許可取得を求められるので許可を」というお話も聞きます。

状況に応じ各業者様ごとに色々悩ましいところはあるかと思いますが、CCUSは『会社から社員へ福利厚生の一つ』という考え方もできると思います。

 

ご検討の際は一度お声がけください。